まき爪(陥入爪)とは、爪の角が曲がって皮膚に食い込み、腫れたり化膿したりする病気です。経験者ならお解りだと思いますが、ちょっと触られただけで飛び上がる位とても痛く、歩く時もズキズキします。
主に足の親指に起こりやすいのですが、先が細い靴を履いたり、無理な力が指にかかった場合(スポーツなど)、深爪(爪のきりすぎ)などがキッカケとなります。
程度が軽ければ一時的には改善するかもしれませんが、一度まき爪になると根本が良くなる訳ではありませんので、必ず再発します。
お薬を飲んだりイソジンで消毒しても、ほとんどの方が再発しますので、最終的には根本治療は手術になります。
手術は指の付け根に局所麻酔をして、爪の端の巻いている部分を切除して、縫い合せます。
20〜30分で終わる比較的簡単な手術ですが、残念な事に手術をしても再発する方があります。
爪の両端に穴を開け、特殊なワイヤーを図のように通すだけの簡単な方法で、わずか5分程度で終わります。
この方法のメリットは、まず手術ではないので麻酔は必要なく、痛くありません。
また、ワイヤーを入れた直後から痛みが緩和する事です。
ただし、まき爪の状態によってはワイヤー法が出来ない場合もありますので、詳しくは院長にご相談下さい。
初診時 |
ワイヤー挿入後 |
爪の端の食い込んでいる部分(痛い所)を切る方が多いですが、これは間違った切り方です。
一時的には爪が皮膚に当たらなくなるので楽になるのですが、後々これが悪化させる原因になるのです。
正しいのは、まっすぐ爪を切る事です。爪の尖端は絶対に斜めに切らないで下さい。
間違った切り方 |
正しい切り方 |
092-551-0719
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