カゼにかかると、人間の体はサイトカインという物質を出して、体内に侵入してきたウイルスや細菌を退治するために熱を上げようとします。
ですから発熱する訳です。
その後、体内からウイルスや細菌が熱によって排除されたなら、それ以上熱を出しておく必要はないために、汗を出して体温を下げるという事になります。
総合感冒薬には必ず解熱消炎鎮痛剤が配合されています。
カゼをひくと熱が出ますので、何とか熱を下げたいと思うでしょうが、体内に侵入したウイルスや細菌が死滅する前に、無理に解熱剤で熱を下げたら、反対に体の中でウイルスや細菌が増殖しますので、例え熱が高熱が下がっても、今度は咳や痰が出始めて、いつまでも微熱が続いて治らないという事になります。
当院では総合感冒薬をお勧めしておりません。
漢方薬は、『熱を上げて体内に侵入したウイルスや細菌を死滅させた後に熱を下げる』という人間が持っている本来のメカニズムを後押しする治療薬です。
ただし、カゼに用いる漢方薬は全部で約30種類ほどあり、症状や時期によって種類や内服の仕方も変わりますので医師の指示通りに服用してください。
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